パナソニック製カメラの増設・入れ替え|録画機との対応の調べ方と3つの選択肢
「カメラを1台増やしたいだけなのに、いまの録画機に追加できない」——パナソニック製のネットワークカメラを長く使っている現場から、こうしたご相談をいただくことがあります。BB-HCM シリーズや DG-/WV- シリーズといった旧型番のカメラをお使いの場合に、とくに多いご相談です。
カメラ自体はまだしっかり映っている。それなのに増設できない、あるいは録画機を新しくしたら今までのカメラが登録できない。これは故障ではなく、機器の「世代」が離れていることが原因である場合がほとんどです。
このページでは、いま使っているパナソニック製カメラが今の録画機で使えるかどうかを調べる方法と、使えない場合に取りうる3つの選択肢を、それぞれの向き・不向きとあわせて整理します。
カメラと録画機には「世代」があります
パナソニックのネットワークカメラは20年以上の歴史があり、その間に型番の体系も、映像の圧縮方式も、機器どうしをつなぐしくみも変わってきました。

とくに初期のカメラは、録画機ではなくパソコンのソフトで録画する構成が主流でした。「BB-HNP17」という録画ビューアソフトを使っている現場も、いまだに少なくありません。この構成のまま台数を増やそうとすると、ソフトの対応台数や対応機種の制限に突き当たることがあります。
一方、その後のカメラは録画機(ネットワークディスクレコーダー)で録るのが一般的になりました。世代が進むにつれて画質や機能は上がりましたが、そのぶん古い世代の機器と新しい世代の機器を混ぜて使うには、条件を確認する必要が出てきました。
対応するかどうかは、メーカーの互換表で確認できます
「もう古い機種だから無理だろう」と諦めてしまう前に、まず調べてみることをおすすめします。旧型番のカメラでも、組み合わせによっては問題なく使えることがあります。パナソニック コネクトは、機器の組み合わせを確認するための資料を公開しています。

- カメラ/レコーダー/デコーダー/PCソフトウェア機器互換表… どの機器どうしが組み合わせられるかの一覧
- カメラ/レコーダー 品番遷移表… DG- から WV- へ改番された機種の対応が分かる
- 生産完了品の情報… 仕様書・取扱説明書のPDFが型番ごとに公開されている
- BB-HNP17 対応機種一覧… 弊社で型番を一覧にまとめています
まずはいま使っているカメラと録画機の型番を控えてください。カメラ本体のラベル、録画機の設定画面、導入時の納品書などで確認できます。型番さえ分かれば、そこから先は調べられます。

※ 型番が読み取れない、資料が見当たらないという場合も、設置年数やおおよその機種が分かればお調べできます。お気軽にご相談ください。
使えない場合、取りうる選択肢は3つ
調べた結果、いまの組み合わせでは増設や入れ替えができないと分かった場合でも、打つ手はあります。大きく3つに分かれ、どれが正解かは現場の条件によって変わります。

A. 今の環境を維持して使い続ける
当面カメラを増やす予定がなく、いまの映像で足りているなら、無理に変える必要はありません。ただし生産が終了した機器は、故障したときの交換部材が手に入りにくくなります。重要な場所のカメラだけでも、予備機の確保や代替案の検討をしておくと安心です。
B. いまのカメラを活かして、録画側だけを替える
カメラがまだ問題なく映っているなら、録画機だけを入れ替えて、いまのカメラをそのまま使い続ける方法があります。複数メーカーのカメラに対応した録画機(マルチベンダー対応のネットワークビデオレコーダーや、モニタリングユニット)を使う構成です。
カメラの買い替えと工事が不要になるぶん、費用と工期を抑えやすいのが利点です。ただし対応できる機種には範囲があります。「どのメーカーのカメラでも必ずつながる」わけではないため、型番ごとの確認が必要です。
C. カメラごと現行世代に更新する
カメラの経年が進んでいる場合や、画質・AI検知といった機能面も見直したい場合は、カメラと録画機をそろえて現行世代に入れ替えるのが結果的に無駄がないこともあります。同一メーカーでそろえられるため、設定や運用がシンプルになるのも利点です。
初期費用は大きくなりますが、これから10年使うことを考えれば妥当な場合もあります。既存の配線を流用できるかどうかで費用が変わるため、そこも含めて確認します。
なお、すべてを一度に決める必要はありません。重要な場所だけ先に更新し、残りは次の予算で——という段階的な進め方もよく採られます。
どれを選ぶかの目安
迷ったときは、次の順に考えると整理しやすくなります。

判断の分かれ目は、多くの場合「いまのカメラをまだ使いたいかどうか」です。使いたいならB、機能面も見直したいならC、しばらく様子を見るならA、という整理になります。
お使いの型番の見分け方
ご相談の際にいちばん役に立つのが型番です。パナソニック製の監視カメラ・録画機は、型番の頭でおおよその種類が分かります。
| 型番の頭 | 内容 |
|---|---|
| WV- | カメラです。もっとも数が多いシリーズで、現行の i-PRO 製ネットワークカメラもこの記号を使っています。 |
| BB- | カメラです。ネットワークカメラの BB シリーズで、導入時期の古い建物で多く見られます。 |
| DG- | カメラです。 |
| WJ- | レコーダー(録画機)です。現行の i-PRO 製ネットワークディスクレコーダーは WJ-NX510K、増設用ユニットは WJ-PU104UX / WJ-PU108UX / WJ-PU116AUX、レコーダー拡張ユニットは WJ-HXE410 です。 |
型番が分からないときは型番の調べ方をまとめたページをご覧ください。カメラ本体のラベル、録画機の設定画面、完成図書など、確認できる場所を整理しています。機器の写真をお送りいただければ、こちらで機種の見当をつけてお答えします。
型番から製品ページを探す
現行の i-PRO 製ネットワークカメラの型番一覧は i-PRO(旧Panasonic)ネットワークカメラ 製品一覧 にまとめています。まずはそちらでお使いの型番をお探しください。
下記は、その一覧に載っていない導入時期の古い 79機種です。一覧に無い型番でもお調べしますので、お気軽にご相談ください。
BB- で始まる型番(24機種)
- BB-HCE481
- BB-HCM100
- BB-HCM311
- BB-HCM331
- BB-HCM371
- BB-HCM381
- BB-HCM515
- BB-HCM701
- BB-HCM705
- BB-HCM715
- BB-HCS301
- BB-SC364
- BB-SC382
- BB-SC384
- BB-SC384B
- BB-ST162
- BB-ST162A
- BB-ST165
- BB-SW172
- BB-SW172A
- BB-SW174W
- BB-SW175
- BB-SW175A
- BB-SW374
DG- で始まる型番(18機種)
- DG-NF282
- DG-NP1000
- DG-NP1004
- DG-NP244
- DG-NP502
- DG-NS202
- DG-NS202A
- DG-SC385
- DG-SC386
- DG-SF334
- DG-SF335
- DG-SP102
- DG-SP304V
- DG-SP305
- DG-SP509
- DG-SW316
- DG-SW355
- DG-SW458
WV- で始まる型番(37機種)
- WV-NP502
- WV-NW474S
- WV-S1511LN
- WV-S1531LNS
- WV-S1531LTN
- WV-S1536LN
- WV-S2110
- WV-S2130
- WV-S2130RJ
- WV-S4150
- WV-S4176
- WV-S6130
- WV-S6530N
- WV-SC384
- WV-SF342
- WV-SF346
- WV-SFN310
- WV-SFN311
- WV-SP105
- WV-SP508
- WV-SP509
- WV-SPN310
- WV-SPN311
- WV-SPW611l
- WV-ST162
- WV-SW152
- WV-SW172
- WV-SW174W
- WV-SW314
- WV-SW316
- WV-SW316L
- WV-SW352
- WV-SW355
- WV-SW395
- WV-SW396
- WV-SW598
- WV-X4171
よくあるご質問
旧機種のパナソニック製カメラは、今の録画機に接続できますか?
機種の組み合わせによります。カメラと録画機には世代があり、離れた世代どうしでは対応しない場合があります。パナソニック コネクトが「カメラ/レコーダー/デコーダー/PCソフトウェア機器互換表」を公開していますので、型番が分かればそこで確認できます。判断に迷う場合は弊社でもお調べします。
BB-HNP17(録画ビューアソフト)を使っています。カメラを増設できますか?
ソフトの対応機種と対応台数の範囲であれば増設できます。範囲を超える場合や、追加したいカメラが対応外の場合は、録画側の構成を見直すことになります。いまのカメラを活かしたまま録画機に移行できるケースもありますので、現在の型番と台数をお知らせください。
カメラは映っているのに増設できないのは故障ですか?
故障ではないことがほとんどです。録画機やソフト側の対応機種・対応台数の制限、あるいは世代の違いによるものが多くを占めます。カメラ自体が使える状態なら、それを活かす方法から検討できます。
いまのカメラを買い替えずに済ませる方法はありますか?
複数メーカーのカメラに対応した録画機に入れ替えることで、いまのカメラを使い続けられる場合があります。カメラの買い替えと配線工事が不要になるぶん、費用を抑えやすい方法です。ただし対応機種には範囲があるため、型番ごとの確認が必要です。
一部だけ新しくして、残りは後から更新できますか?
可能な場合が多いです。重要な場所のカメラだけ先に更新し、残りは次の予算で対応する、という進め方はよく採られます。混在した状態で運用することになるため、録画側がどこまで対応できるかを先に確認しておくと安心です。
自社の型番が分からない場合はどうすればよいですか?
カメラ本体のラベル、録画機の設定画面、導入時の納品書や図面で確認できます。それでも分からない場合は、設置年数やおおよその機種、設置場所の写真などからでもお調べできますので、お気軽にご相談ください。

型番をお知らせいただくだけのご相談も歓迎です。現在お使いのカメラと録画機の型番、台数、増設のご予定をお知らせいただければ、対応可否と取りうる選択肢をご案内します。お問い合わせフォームまたはお電話(0120-495-666/平日 9:00〜18:00)よりお気軽にどうぞ。
まとめ
- カメラが増設できない原因は、故障ではなく機器の「世代」の違いであることが多い
- 対応可否は、パナソニック コネクトが公開している互換表・品番遷移表で確認できる
- まずは、いま使っているカメラと録画機の型番を控えるところから
- 選択肢は3つ——現状維持/カメラを活かして録画側を替える/カメラごと現行世代に更新
- どれが正解かは、カメラの状態・台数・予算・今後の増設予定によって変わる
- 重要な場所だけ先に、という段階的な進め方も可能
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