防爆カメラ XD-500IP-2M(オリエントブレイン)|水素・全ガス対応の耐圧防爆IPカメラ

化学プラントや塗装ブース、ガスを扱う工場——可燃性ガスや粉じんのある「危険区域(防爆エリア)」では、ふつうの監視カメラは設置できません。内部の火花や熱が、引火のきっかけになりかねないからです。そこで使うのが防爆カメラ。本記事では、水素を含む全ガスに対応する耐圧防爆カメラ「XD-500IP-2M」(オリエントブレイン)をご紹介します。
XD-500IP-2M とは

XD-500IP-2M は、オリエントブレイン株式会社の耐圧防爆(ExdⅡCT6)ネットワークカメラです。万一カメラ内部で爆発が起きても、外部の可燃性ガスへ引火させない「耐圧防爆構造」で、危険区域での監視を可能にします。
- 耐圧防爆 ExdⅡCT6(型式検定合格番号 第TC19553号)
- 水素・アセチレン・二硫化炭素を含む全ガスに対応(0種場所を除く)
- 約200万画素のフルHD(1920×1080)映像
- LANケーブル1本で映像+給電(PoE)
数字で見る XD-500IP-2M

防爆カメラ選びでまず確認したいのが、防爆等級と対応ガスです。XD-500IP-2M は最高クラスの ExdⅡCT6 で、水素を含む幅広いガス環境で使えます。
配線はLAN1本。防爆エリアから非防爆エリアへ

カメラはPoE対応のため、電源とネットワークをLANケーブル1本にまとめられます。防爆エリアにカメラを置き、80m以内の非防爆エリアにモニターやレコーダーを設置する構成が基本です。配線がシンプルで、危険区域内の電気工事を最小限にできます。
主な仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 防爆構造 | 耐圧防爆 ExdⅡCT6(型式検定 第TC19553号) |
| 対応ガス | 水素・アセチレン・二硫化炭素を含む全ガス(0種場所を除く) |
| 解像度 | 1,920×1,080(約200万画素)/ 50・60fps |
| 映像圧縮 | H.265 / H.264 / MotionJPEG |
| レンズ | バリフォーカル 2.8〜8mm/F1.2(IR補正・Pアイリス) |
| 画角 | 水平 124°〜42°/垂直 65°〜24° |
| 防塵・防水 | IP65 |
| 給電 | PoE Class3/消費電力 最大9.31W |
| 使用環境温度 | -10〜+40℃ |
| 材質 | 耐食アルミニウム合金鋳物+強化ガラス窓材 |
| 外形寸法・質量 | W115×D270×H137.5mm/約3.6kg |

どんな現場で使う?

防爆カメラが必要になるのは、可燃性のガスや蒸気・粉じんがある場所です。代表的な現場は次のとおりです。
- 化学・石油プラント、ガス供給・貯蔵設備
- 塗装ブース・印刷工場(溶剤・有機ガス)
- アルコールや油を扱う食品工場
- 研究施設・危険物倉庫 など
エムアイディ・ファーストでは、工場内の防爆エリアへの監視カメラ設置にも対応しています。必要な防爆等級はガスの種類や設置区分によって変わるため、現場の状況にあわせて最適な機種・構成をご提案します。
よくある質問
「防爆」とはどういう意味ですか?
可燃性ガスや粉じんがある危険区域で、カメラが引火源にならないようにした構造のことです。XD-500IP-2M は「耐圧防爆(ExdⅡCT6)」で、万一内部で爆発が起きても外部のガスに引火させません。
どんなガスに対応していますか?
水素・アセチレン・二硫化炭素を含むすべてのガスに対応します(0種場所を除く)。爆発性ガスグループⅡC・温度等級T6に適合しています。
設置や配線は大変ですか?
LANケーブル1本で映像伝送と給電(PoE)ができます。防爆エリアにカメラを置き、80m以内の非防爆エリアにモニターやレコーダーを設置する構成が基本です。
既存の録画機(NVR)につなげますか?
ネットワーク(IP)カメラなので、対応するレコーダーやソフトに接続して録画できます。お使いの環境に合わせて構成をご提案しますので、ご相談ください。
屋外や寒い場所でも使えますか?
IP65の防塵・防水で、使用環境温度は-10〜+40℃です。詳しい設置環境はお気軽にご相談ください。

まとめ
危険区域の監視には、引火源にならない防爆カメラが欠かせません。XD-500IP-2M(オリエントブレイン)は、水素を含む全ガスに対応(ExdⅡCT6)し、フルHD・PoE給電で導入もシンプル。化学プラントや工場の防爆エリアでの監視をお考えなら、まずはご相談ください。
