AXISのAIカメラとは?|人・車を見分ける「AXIS Object Analytics」の機能と選び方
監視カメラは「録るだけ」から「考える」時代へ。AXIS(アクシス)のネットワークカメラは、AI(人工知能)による映像解析機能を搭載し、人や車両を自動で検知・分類・カウントできます。膨大な映像をすべて見返さなくても、必要な情報にすばやくたどり着ける――それがAXISのAI機能です。
AXIS Object Analytics とは
AXIS Object Analytics(オブジェクトアナリティクス)は、カメラに映った人や車両などの動く物体を、AIが自動で検知・分類・カウントするアプリケーションです。多くのAXISカメラにあらかじめ搭載されており、追加費用なしで利用できます。映像をカメラ内(エッジ)で解析するため、高価なサーバーなどの追加ハードウェアも必要ありません。
機械学習と深層学習(ディープラーニング)の違い
AXISのAI分析は、搭載するカメラによって「機械学習」と「深層学習」に分かれます。
- 機械学習:比較的手頃なモデルに搭載。人と車両を分類できます。
- 深層学習:高機能モデルに搭載。人に加え、車両を「自動車・トラック・バス・バイク・自転車」に細かく分類。さらに、人や車が一部隠れていても検出・分類できます。
高速なAI処理を支える「ARTPEC」チップ
こうした高度なAI解析を支えているのが、AXISが映像処理のために独自設計した「ARTPEC-8」プロセッサです。カメラ自身が高速にAIを実行するため、リアルタイムでの検知・通知が可能になります。

こんな現場で活躍します
- 店舗・商業施設:来店者数のカウントや混雑状況の把握
- 駐車場:満空管理や車両の検知
- 工場・施設:立入禁止エリアへの侵入検知
必要なときに必要な情報だけを通知できるため、「映像を見続ける」監視から解放され、業務の効率化につながります。
AXIS Object Analytics で検知できること
AXIS Object Analytics は、対応するAXISのカメラに追加費用なしであらかじめ入っている解析機能です。映像の中の人・車両・車両の種類を見分けて、検知・分類・追跡・カウントします。使い方は、次のような「シナリオ」を選んで設定します。
- エリア内の物体…決めた範囲に人や車が入ったら知らせる
- ラインの横切り…決めた線を越えたら知らせる
- エリア滞在時間…同じ場所に一定時間とどまったら知らせる
- クロスラインカウント…線を通った人や車の数を数える
- エリアの混雑状況…範囲の中にいる人や車の数を把握する
- 共連れ検知…扉などを2人以上が続けて通り抜けたことを検知する
AIの判定は、木の揺れや光の変化を人と間違えにくいのが特長です。そのため、夜間の侵入検知や、無人の時間帯の見張りで誤報を減らしやすくなります。
AXISのAIカメラの選び方
- AI処理の部品を載せているか…AXIS Object Analytics は、AI処理用の部品(DLPU・MLPU)を載せたカメラで使えます。機種ごとの対応は仕様書で確認します。
- 形と設置場所…屋内か屋外か、天井か壁か。ドーム、ボックス、バレットなど形で候補が絞れます。
- どこまで映したいか…人がいることが分かればよいのか、顔や車のナンバーまで見たいのかで、画角と画素数が変わります。
- 夜間…暗い場所では赤外線照明付きの機種を選びます。
- 知らせ方と録画…検知したときにどこへ通知し、どの録画機・ソフトで記録するかを決めておきます。
AXIS Object Analytics に対応する主な機種
当社で扱っている機種のうち、AXIS Object Analytics に対応する主な機種です。仕様は各製品ページでご確認いただけます。
- AXIS M1075-L Mk II(小型ボックス・屋内)
- AXIS M1055-L(小型ボックス)
- AXIS M2035-LE(小型バレット・屋外)
- AXIS P3275-LV(ドーム・屋内)
- AXIS P3265-LVE(ドーム・屋外)
- AXIS P1385-E(ボックス・屋外)
- AXIS P1388-BE(4K ボックス・屋外)
メーカー全体の一覧はAXIS 監視カメラ・ネットワークカメラ 製品一覧をご覧ください。i-PROのAIカメラについてはi-PROのAIカメラとは?で解説しています。
まとめ
AXISのAI機能は、カメラ単体で人や車を見分け、監視を「賢く」してくれる強力な機能です。エムアイディ・ファーストでは、お客様の現場や目的に合わせて、最適なAIカメラと活用方法をご提案します。AI監視カメラにご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。

